本文へスキップ

静岡県西部にある浜名湖でダイビングやシュノーケリングを行い撮影した写真や動画で紹介しています。

写真や動画のご利用は袋井写真(旧:FunSea)へ

静岡県浜松市ダイビング・シュノーケリング専門店 FunSea

浜名湖で見られた魚類の紹介The Fishes Found in Lake Hamana

浜名湖では、魚だけで400種以上が確認されているそうです。
まだまだその数には程遠いのですが、実際の海中環境で生きている姿そのままを水中写真でご紹介します。

アイゴ(学名:Siganus fuscescens )
成長すると30cmにもなり、浜名湖でも見られる。産卵期は7月。
左の写真は夜の体色であり、昼間とは異なる。海藻を好んで食べる。
鰭の棘に強い毒をもつが、塩焼きや煮つけにして美味。
静岡県浜名湖アイゴ水中写真
04/10/14 伊奈
静岡県浜名湖アイゴ水中写真
11/11/09 さゆり
アイナメ(学名:Hexagrammos otakii)
冬になると、アイナメの卵とそれを守る雄のアイナメの姿が見られています。
静岡県浜名湖アイナメ水中写真
10/01/29 伊奈
孵化の瞬間
静岡県浜名湖アイナメ水中写真
10/01/24 伊奈
雄の婚姻色
静岡県浜名湖アイナメ水中写真
09/01/08 伊奈
卵塊
静岡県浜名湖アイナメ水中写真
10/01/03 伊奈
孵化直前
静岡県浜名湖アイナメ水中写真
10/01/03 伊奈
体ができあがり動く
静岡県浜名湖アイナメ水中写真09/12/21 伊奈
卵塊とそれを守る雄
静岡県浜名湖アイナメ水中写真
11/11/14 裕美
静岡県浜名湖アイナメ水中写真
09/12/21 伊奈
それぞれ違う雌に産ませた卵塊
アイナメ 2ヶ月間
卵を守り続ける
父の姿と
ハッチアウト
←動画でご覧下さい

撮影
2009/12/2~2/6
伊奈
ここは、富士山のある静岡県浜名湖。浜名湖は、牡蠣や海苔の生産が盛んです。
ここ浜名湖で見られる、アイナメの紹介です。
アイナメは、体長60cmになる魚。眼上皮弁があることや、鱗が小さいことが特徴。
アイナメは、遠州の空っ風と呼ばれる冷たく強い風が吹く冬に産卵期を迎えます。
2009/12/2 繁殖期の雄は、体色が黄色に変化します。産卵する場所は、海藻の茎や岩の上など。
枝の様に見えるヤギが少し固まって生えた所を選んだアイナメが、その場を掃除しています。
アイナメの雄は、複数の雌に同じ場所へ産卵させるため、色の違う卵や孵化時期が異なる卵が同時に見られます。
これらの卵を雄のアイナメが孵化まで、昼夜を問わずずっと見守り続ける姿をとらえました。
20101/29 孵化の時期が来ると、お父さんアイナメは自分の鰭や体を使い卵に刺激を与え、孵化を促します。
弱い子供は、ハッチアウトの途中で死んでしまっています。これも厳しい自然の掟、強い物だけが水面めがけ元気に泳ぎだしていきます。
2010/2/6 2か月以上にわたり長期間卵を見守り続けた、お父さんアイナメはその仕事を終えていなくなっていました。※産卵からハッチアウトまでは、2ヶ月ではなく2週間?(不明)などもっと短い期間です。次々と卵を産ませた結果、全ての卵がハッチアウトするまで2ヶ月になったのでしょう。
アイナメ父の感動の姿を、ぜひ動画でご覧下さい。
アオヤガラ(学名:Fistularia commersonii)
普段の体色は一様に淡緑色か淡褐色だが、興奮すると幅広い暗褐色の横帯を現す。
口は管状で長く、体の4分の1を占める。小魚などにそっと近づき、吸込むようにして捕まえる。

食用とされるが、アオヤガラとよく似た「アカヤガラ」ほど味はよくない。乾燥したものは漢方薬になる。
静岡県浜名湖アオヤガラ水中写真
05/10/13 裕美
静岡県浜名湖アオヤガラ水中写真
05/10/13 伊奈
静岡県浜名湖アオヤガラ水中写真
11/11/10 伊奈
静岡県浜名湖アオヤガラ水中写真
12/11/01 伊奈
アカエイ(学名:Dasyatis akajei)
餌を探すとき以外は海底で砂に潜り、眼と噴水孔を出し、尾部を斜め上方に立ててじっとしていることが多い。
泳ぐ時は左右の胸鰭を波打たせ、海底近くを羽ばたくように泳ぐ。
尾は細長くしなやかな鞭状で、背面に短い棘が列を成して並ぶ。
中ほどにある数10センチの棘には毒があり、死に至ることもあるため注意が必要。

天敵はサメ類で、特にシュモクザメ類によく狙われる。毒針もシュモクザメには通用しないようで、T字状の頭で押さえつけられ、殴打されて食べられてしまう。(シュモクサ゛メ恐るべし…)

食用になる。独特な臭いを消すため、湯にとおして味噌をつけたり、煮付けにして食べる。
静岡県浜名湖アカエイ水中写真
13/03/13 伊奈
静岡県浜名湖アカエイ水中写真
13/03/13 伊奈
静岡県浜名湖アカエイ水中写真
12/11/01 伊奈
静岡県浜名湖アカエイ水中写真
12/11/01 伊奈
【動画】アカエイ
12/11/01
ina
アオハタ(学名;Epinephelus awoara )
青羽太と書く。最大全長で60cm近くなる個体もいるが、30cmほどのものが比較的多く見られる。ハタとしては小型から中型の部類である。
頭は褐色で、白地に細かい斑点が集まった五本の横筋模様がある。ひれは青色で、尾びれなどの端は黄色い。
比較的高級魚とされる。旬は初夏で、日本では造り、煮付けとして食べることが多い。鍋料理にも適する。
静岡県浜名湖アオハタ水中写真
12/10/10 伊奈
アカオビシマハゼ(学名:Tridentiger trigonocephalus)
潮間帯に生息する。縦帯のある個体と横帯のある個体とがいる。
腹鰭は吸盤状になる。
静岡県浜名湖アカオビシマハゼ水中写真
05/12/20 伊奈
アゴハゼ(学名:Chaenogobius annularis )
口が大きく目の後あたりまであり、爬虫類を思わせる顔つきが特徴。
背びれやしりびれの高さが低く、転石の下に潜んで生活するのに適している。
静岡県浜名湖アゴハゼ水中写真
05/01/13 さゆり
アナハゼ(学名:Pseudoblennius percoides)
肉食で小型甲殻類などを捕食する。
雄は大きな生殖突起をもち、広島ではチンポダシと呼ばれる。
静岡県浜名湖アナハゼ水中写真
05/01/13 伊奈
静岡県浜名湖アナハゼ水中写真
04/12/09 裕美
静岡県浜名湖アナハゼ水中写真
15/04/16 ina
アミメハギ(学名:Rudarius ercodes)
からだに網目状の模様があることが、名前の由来となっている。
雄の尾びれの付け根には剛毛がある。

浜名湖では夜、潮に流されないように、海藻を咥えて眠っている様子がしばしば見られます。
静岡県浜名湖アミメハギ水中写真
05/02/17 さゆり
静岡県浜名湖アミメハギ水中写真
11/12/01 さゆり
静岡県浜名湖アミメハギ水中写真
04/12/23 伊奈
静岡県浜名湖アミメハギ水中写真
11/10/26 伊奈
← アミメハギ動画
11/10/26
ina
← アミメハギ動画
イサキ (学名:Parapristipoma trilineatum)
体の表面には細かい鱗が密集し、ザラザラしている。

成魚の体色はオリーブがかった褐色だが、幼魚は体側の上半分に黄色の縦縞が3本ある。
成長するにつれこの縦縞は薄れるが、成魚でも春夏には縦縞が出現する。

斑紋(縞模様)のはっきりした若魚を、イノシシの子に似ていることから瓜坊(うりぼう)と呼ぶ。
静岡県浜名湖イサキ水中写真
05/10/13 伊奈
イソギンポ(学名:Parablennius yatabei)
眼の上の複数に分岐した細長い皮弁が特徴的。
体長10センチ前後で、犬歯のようなものがある。
漢字で磯銀宝と書くこともあるようだ。
静岡県浜名湖イソギンポ水中写真
04/04/17 さゆり

17/04/14 裕美
静岡県浜名湖イソギンポ水中写真
12/11/08 伊奈
イトヒキハゼ(学名:Myersina filifer)
水深15~20m以深の内湾の泥底に生息するハゼ。浜名湖では水深3mで見られている。
噛みつく習性があることから各地の方言で「テカミ」(手噛み)などと呼ばれる。

第1背びれが大きく、軟条が糸状に伸びるのが特徴で、和名もここに由来する。他のひれも大きく、他のハゼに比べると大きなひれを引きずるような外見をしている。

テッポウエビ類と共生している。敵が迫ると視力の悪いテッポウエビに危険を知らせ、一緒に巣穴にもぐりこむ。
警戒心が強いため、なかなか寄らせてくれない。
静岡県浜名湖イトヒキハゼ水中写真
10/01/11 伊奈
静岡県浜名湖イトヒキハゼ水中写真
10/01/11 伊奈
静岡県浜名湖イトヒキハゼ水中写真
07/01/21 伊奈
静岡県浜名湖イトヒキハゼ水中写真
04/01/09 さゆり
イネゴチ(学名:Cociella crocodila )
砂地に張りつくようにいて、獲物(餌となる小魚など)を待っているため砂地に溶け込んだ模様をしている。非常に平べったい体で、コチ(マゴチ)と比べて顔が長い。
静岡県浜名湖イネゴチ水中写真
11/11/09 さゆり
イワシ(学名;Sardinops melanostictus)
↑学名は真いわしのものを使用しました。
「いわし」は「弱し(よわし)」の転訛したもので、水から揚げるとすぐ死んでしまうことが多い。
食用になり、スーパーでもよく見かける。
水中で群が動くときは、うろこがきらきらと光って、見ていて楽しい。
静岡県浜名湖イワシ水中写真
12/10/10 伊奈
ウナギ(学名:Anguilla japonica)
川に住み、産卵のために海に下る。
通常背側は暗褐色で、腹側は白色。しかし産卵のため海に下った成魚は背側が黒色、腹側が銀白色になる婚姻色を生じ、胸鰭が大きくなる。
これとは違い、海に住む海うなぎもいる。
静岡県浜名湖ウナギ水中写真
05/02/10 伊奈
ウナギの幼魚?
静岡県浜名湖ウナギ水中写真
11/02/01 伊奈
←動画:レプトケファルス
2011
伊奈
ウミスズメ(学名;Lactoria diaphana)
海雀と書く。
コンゴウフグに似るが、腹部が半透明であることからハッキリ識別出来る。Lactoria diaphana
ハコフグとも似ているが、眼上に2本の短い角があることで判別できる。
体は甲板に覆われた箱状をしており、背中に突起と棘があるので、横断面は五角形に見える。
体表粘液に魚毒があるので、水槽で他の魚と一緒には飼うことはできない。
静岡県浜名湖ウミスズメ水中写真
12/10/16 裕美
ウミタナゴの仲間
静岡県浜名湖ウミタナゴ水中写真
エゾイソアイナメ(学名:Physiculus maximowiczi)
標準和名よりも「どんこ」の方が知られている。
本体よりも肝が重宝される。
下あごにひげがある。
静岡県浜名湖エゾイソアイナメ水中写真
05/02/17 幸永
オオスジイシモチ(学名:Apogon doederleini)
浜名湖では2個体しか見れていない。
雄は卵を口内保育するが、水温が高いほど短くなる(7-10日ほど)。雄は卵を捕食する「卵食」をすることがある。雄の体調が悪くなると卵食をしやすいといわれている。
静岡県浜名湖オオスジイシモチ水中写真
04/09/09 伊奈
オキフエダイ(学名:Lutjanus fulvus)
暖かい海に生息。
幼魚では体側に明瞭な黄色の縦線があり、白色のまだら模様もある。成長するとまだら模様は消え、全体的に赤色になる。
ストレスをあたえるとまだら模様が出る。
静岡県浜名湖オキフエダイ水中写真
04/10/14 さゆり
オニカサゴ(学名:Scorpaenopsis cirrhosa)
美味な魚として知られるが、刺毒魚であり、棘に刺されないよう取り扱う際には注意が必要。
面構えが鬼のようであることから名前がついた。
静岡県浜名湖オニカサゴ水中写真
05/01/13 伊奈
静岡県浜名湖オニカサゴ水中写真
12/11/21 伊奈
オハグロベラ(学名:Pteragogus flagellifer)
雄の方が1割程大きい。
雄は、黒地に金色模様(あるいは、金色地に黒斑)で全体的に黒っぽく、眼の下に黄色い線があり、背びれの第1、第2棘が伸びている。
雌は体全体が赤っぽく、眼の下に斑紋はないが赤い横線が入っており、背びれの第1、第2棘は伸びていない。雌から雄に性転換する時に背びれの第1、第2棘が伸びる。
静岡県浜名湖オハグロベラ水中写真
11/11/10 裕美
オビアナハゼ(学名:Pseudoblennius zonostigma)
大きな生殖突起を持つ雄が雌と交尾するという、体内配偶子会合型と呼ばれる特異な産卵行動をすることが知られている。
雌は輸卵管雌は輸卵管を用いてホヤの体内などに卵を産み付けることが知られている。
静岡県浜名湖オビアナハゼ水中写真
04/01/10 さゆり
カエルアンコウ(学名:Antennarius striatus)
浜名湖で見かける個体は大型が多い。黄色やゼブラ模様、毛モジャを見かける。
胸びれと腹びれを手足のように使って海底を歩く。
胸びれの下方に開く小さな穴から海水を噴出し、水中を移動できる。
浜名湖では、水中を飛ぶように泳いでいる姿を目撃したことがある。
エスカ(疑似餌とし、小魚を誘引捕食する。)は白っぽく、ゴカイに似ることが特徴。
静岡県浜名湖カエルアンコウ水中写真
11/11/19 祐子
静岡県浜名湖カエルアンコウ水中写真
11/10/26 伊奈
静岡県浜名湖カエルアンコウ水中写真
04/09/09 伊奈
静岡県浜名湖カエルアンコウ水中写真
04/12/09 伊奈
←動画
カエルアンコウが釣りをする
捕食シーン
伊奈
エスカをフリフリ、一気にぱくっといってみるが、失敗・・・
残念そうなカエルナコウ君
カゴカキダイ(学名:Microcanthus strigatus)
頭の後ろが急速に盛り上がっている。
肩が異常に盛り上がっている様が江戸時代の駕篭かき(かごかき)の姿に似ているところから名前がきている。
5本の黒い縦じまが特徴で、水中でもわかりやすい。
静岡県浜名湖カゴカキダイ水中写真
05/10/13 伊奈
カサゴ(学名:Sebastiscus marmoratus)
伊豆の海でもよく遭遇する魚である。

浅い所に棲むカサゴは岩や海藻の色に合わせた褐色をしているのに対し、深い所に棲むカサゴは鮮やかな赤色である。赤い光は海の深い所まで届かないので、赤い色をしたカサゴは敵や獲物から目つかりにくく、保護色として機能する。これは深海における適応の一つで、実際、深海生物には真っ赤な体色のものが多く見られる。

卵胎生。体内受精を行い、卵ではなく仔魚を産む。
10月〜11月に交尾、そして卵の成熟を待って受精。
体内で孵化した仔魚(生まれたばかりの子供)は11月から4月の間に体外に産出される。
静岡県浜名湖カサゴ水中写真
05/04/21伊奈
静岡県浜名湖カサゴ水中写真
04/12/16 裕美
静岡県浜名湖カサゴ水中写真
11/12/01 さゆり
カワハギ(学名:Stephanolepis cirrhifer)
秋などに稚魚をホンダワラなどの間でよく見かける。
成魚は浅い岩礁域と砂地の混ざるようなところで甲殻類、貝、環形動物などを食べている。
うろこは小さなとげ状でざらざらしている。
皮を剥いで調理するため、「皮剥ぎ」の名がついた。
静岡県浜名湖カワハギ水中写真
05/10/13 伊奈
静岡県浜名湖カワハギ水中写真
12/11/21 伊奈
キリンミノカサゴ(学名:Dendrochirus zebra )
未だ浜名湖では観察できていない。
ギンポ(学名:Enedrias nebulosa)
体が入る程度の大きさの穴に巣を作るが、自分で穴を開けることはできず、珊瑚に貝類が開けた穴や、空き缶などを利用する。
江戸前の天ぷらのネタとして重宝される。
静岡県浜名湖ギンポ水中写真
04/11/18 伊奈
←動画:ギンポ
クツワハゼ(学名:Istigobius campbelli)
眼の後方から鰓孔の上部にかけて暗褐色の縦線があることが特徴。
眼は頭部の上にあり、両眼は接近している。
体側には赤褐色、茶褐色の小斑点がある。鰓蓋には鮮青色の小斑点が数個あり、青色が目立ってきれい。

基本的な生活型は単独性。
生活場所になわばりをつくり、繁殖期にペアになると雄がすみかを守る。
静岡県浜名湖クツワハゼ水中写真
04/12/23 裕美
静岡県浜名湖クツワハゼ水中写真
05/07/21 伊奈
クロウシノシタ(学名:Paraplagusia japonica)
平べったくて、目は左にある。
ムニエルが有名(非常においしい!)で、他にフライや刺身にもなる。
静岡県浜名湖クロウシノシタ水中写真
05/03/10 伊奈
静岡県浜名湖クロウシノシタ水中写真
05/02/10 伊奈
クロダイ(学名:Acanthopagrus schlegelii)
10cmを超えると雌雄同体になり、春には雄になり、次の年にはほとんどが雌になる。
エビやカニから海藻、またスイカや果物なども食べる雑食性。

浜名湖ではクロダイ狙いで釣りをする人もいる。
静岡県浜名湖クロダイ水中写真
04/11/18 洋子
静岡県浜名湖クロダイ水中写真
11/10/26 伊奈
←動画:クロダイ
コウライトラギス(学名:Parapercis snyderi)
生まれて1~2年は雌として繁殖し、その後は雄として繁殖する。
5~9月の繁殖期間中、産卵は毎日行われ、日没の1時間程前になると求愛活動を行う。

体背側に3個の大きな暗色斑があることで多種と区別される。
静岡県浜名湖コウライトラギス水中写真
11/10/25/裕美
ゴテンアナゴ(学名:Ariosoma meeki)
目の後ろ側上部と後部下方にアイシャドウを入れたような短い筋が見える。
このアイシャドウのような筋が御殿に勤めていた化粧法に似ていところから名前がきている。
静岡県浜名湖ゴテンアナゴ水中写真
04/11/18 さゆり
コトヒキ(ヤガタイサキ)(学名:Terapon jarbua)
尾鰭に数本の黒色帯が縦に入る。
体側の地色は白色で、黒色の縦帯が3本入るが、弓形を呈することが特徴。

うきぶくろを使って「グゥグゥ」と鳴き、これが標準和名の由来「琴弾き」となっている。
静岡県浜名湖コトヒキ水中写真
04/12/09 さゆり
コブダイ(学名;Semicossyphus reticulatus )
頭の大きなコブが目立つことから名前がついた。冬になるとおいしくなることからか?寒鯛(かんだい)とも呼ばれる。
タイと名前につくが、実際はベラの仲間。
コブダイは雌性先熟で、子供の頃はメス、そしてメスとして卵を産み、50センチを超えるとコブが張り出してきて、オスに性転換する。

写真は幼魚の姿。成魚とはかなり異なる容姿をしている。
体側中央に白縦帯が1本ある。成長するにしたがい、オレンジ色がうすくなる。
静岡県浜名湖コブダイ水中写真
12/10/10 伊奈
コロダイ(学名:Diagramma pictum)
左下の写真は幼魚。幼魚時代は黄色の地肌の上に黒縞があり、鮮やか。
成長すると青灰色の体に数百個の黄褐色の小斑点が密に分布するようになる。
静岡県浜名湖コロダイ水中写真
05/10/13 伊奈
ゴンズイ(学名:Plotosus lineatus)
うろこはなく、表面は粘液で覆われている。

棘と棘の基底部をこすり合わせて、ググっと鳴く(音を出す)。
胸鰭、背鰭には強う棘があり、毒がある。
刺されると非常に強い痛みがある。

大きさの揃った個体どうして濃密な塊状の群れを作り、これをゴンズイ玉と呼ぶ。
英名 Striped catfish eel の雄は、卵を守る習性があると聞きましたが、これが初めての観察。捕食するわりに、この穴から出てこないのでおかしいなーと思い、穴の奥を覗こうとすると、カメラに向かってきます、奥には黄色い卵がたくさんありました。ちゃんと守っているんですねー、関心しました。釣り師の方もこれを見たら、ゴンズイの見方も変わる...
静岡県浜名湖ゴンズイ水中写真
05/07/21 伊奈
ゴンズイの卵
静岡県浜名湖ゴンズイ水中写真
12/10/10 伊奈
静岡県浜名湖ゴンズイ水中写真
12/10/10 伊奈
サザナミフグ(学名:Arothron hispidus)
おなかにさざ波のような白い模様があることから、サザナミフグの名が来ている。

背びれと胸びれは黄色い色をしていてカラフル。
フグの中でもかなり大きくなる種で、最大50㎝程になる。

筋肉にも毒があるとされ、食用にはできない。皮膚からも毒を出すともいわれる。
静岡県浜名湖サザナミフグ水中写真
04/12/23 伊奈
静岡県浜名湖サザナミフグ水中写真
04/12/09 伊奈
静岡県浜名湖サザナミフグ水中写真
12/11/01 伊奈
←動画:サザナミフグ
サツマカサゴ(学名:Scorpaenopsis neglecta)
えらぶたの主要な骨の上部にある棘は平たく、先が2〜4つに分かれている。
各棘には毒があるとされていて、危険である。
海底の岩に姿を似せているが、胸鰭の裏側は鮮やかな赤や黄色で美しい。
静岡県浜名湖サツマカサゴ水中写真
04/12/23 伊奈
静岡県浜名湖サツマカサゴ水中写真
04/12/09 伊奈
サンゴタツ(学名:Hippocampus mohnikei)
日本産のタツノオトシゴ類としては最も小さい。

春から秋が産卵期で、雄の育児嚢の中に卵を産み付ける。孵化後もしばらくは育児嚢の中で保育されて、8mmほどになると産出される。
静岡県浜名湖サンゴタツ水中写真
05/11/10 伊奈
静岡県浜名湖サンゴタツ水中写真
11/11/14 裕美
←動画:サンゴタツ
シマイサキ(学名:Rhyncopelate Oxyhynchus)
イサキに似て、しま模様がある。
釣りあげると、ぐーぐーと鳴く。
静岡県浜名湖シマイサキ水中写真
04/10/?? 伊奈
シマヒメヤマノカミ(学名:Dendrochirus brachypterus)
鰭の棘に強い毒がある。
ヒメヤマノカミとは、胸鰭の横縞が赤褐色~褐色で黒点列があることなどで区別できる。
キリンミノカサゴとは、下部の先端を除いて鰭膜が切れこまないことなどで区別できる。
静岡県浜名湖シマヒメヤマノカミ水中写真
11/10/25 裕美
シロギス(学名:Sillago japonica)
一般に「キスの天ぷら」は、シロギスを指すことが多い。

満2歳で約15cmになり、多くが成熟。20cm以上のものは刺身として食べられることもある。
音などに敏感で、危険を感じると砂中に潜む習性がある。産卵期は夏。
静岡県浜名湖シロギス水中写真
04/11/18 伊奈
←動画:シロギス
スジハゼ(学名:Acentrogobius pflaumii)
泥底に住むハゼ。いたるところで見られます。
コバルトブルーの斑点がきれい。青点は死ぬとたちまち消えてしまう。
静岡県浜名湖スジハゼ水中写真
04/12/23 伊奈
静岡県浜名湖スジハゼ水中写真
04/12/23 伊奈
←動画:スジハゼ
スズキ(学名:Lateolabrax japonicus)
代表的な出世魚で、コッパ→ハクラ→セイゴ→フッコ→スズキなどと変化する。
食用や釣りの対象として人気がある。刺身や塩焼きがおいしい。
スズキという和名は、「すすぎ洗いしたようなきれいな身」に由来するという説もある。
シーバスと呼ばれることもある。
静岡県浜名湖スズキ水中写真
11/11/10 裕美
スナビクニン(学名:Liparis punctulatus)
カサゴ目、クサウオ科
観察時期4月~6月
ワカメの育つ頃、メカブの中にいるところを見つけることが多い。
大きく成長すると10cm位にまでなる。腹鰭は吸盤状になっている。
体色や模様は色々なバリエーションがあり、おもしろい。
静岡県浜名湖スナビクニン水中写真
05/04/26 伊奈
色彩変異
静岡県浜名湖スナビクニン水中写真
05/04/26 伊奈
ノーマル バージョン
静岡県浜名湖スナビクニン水中写真
05/04/26 伊奈
色彩変異(旧・ホシビクニン)
静岡県浜名湖スナビクニン水中写真
05/04/21 伊奈
静岡県浜名湖スナビクニン水中写真
05/04/21 伊奈
静岡県浜名湖スナビクニン水中写真
05/04/21 伊奈
セトウシノシタ(学名:Pseudaesopia japonica)
生息水深は100m位だが、浜名湖で見られています。
眼がある側は、しま模様がある。
静岡県浜名湖セトウシノシタ水中写真
05/10/13 伊奈
静岡県浜名湖セトウシノシタ水中写真
05/02/17 さゆり
静岡県浜名湖セトウシノシタ水中写真
04/12/16 伊奈
ソラスズメダイ(学名:Pomacentrus coelestis)
コバルト色の体色に尾鰭が黄色いのが特徴。水中でもとても鮮やか。
伊豆の海の浅場にたくさん群れているところをよくみかける。
多くの個体が共同して、縄張りに侵入してきた捕食者を追い払うモビング(擬闘)行動が知られている。
静岡県浜名湖ソラスズメダイ水中写真
05/10/20 伊奈
静岡県浜名湖ソラスズメダイ水中写真
12/10/10 伊奈
ダイナンウミヘビ(学名:Ophisurus macrorhynchus)
口が大きく、両顎は細くて長い。大きな犬歯状の歯もある。
内湾浅場から水深500mくらいまでの砂底および砂泥底に生息する。夜行性であり、普段は砂から頭だけを出して外の様子を伺っている。
正面顔は愛嬌がある。
静岡県浜名湖ダイナンウミヘビ水中写真
04/10/14 さゆり
静岡県浜名湖ダイナンウミヘビ水中写真
11/11/09 裕美
タイワンカマス(学名;Sphyraena obtusata)
体側に2本の縦帯があり、アカカマスと区別できる。鱗は他種に比べて荒い。
浅場で大きな群れを作る。群れは概ね横方向に伸びる。
静岡県浜名湖タイワンカマス水中写真
12/10/10/ 裕美
静岡県浜名湖タイワンカマス水中写真
12/10/10 伊奈
静岡県浜名湖タイワンカマス水中写真
12/10/10 伊奈
タカノハダイ(学名:Goniistius zonatus)
体表の縞が鷹の羽に似ていることから名前がついた。
斜めに走るしま模様がある。尾びれには白い斑点がある。
静岡県浜名湖タカノハダイ水中写真
05/01/15 さゆり
幼魚
タキゲンロクダイ(学名;Coradion altivelis)
主に熱帯に住んでいるため、浜名湖では希。平成12年初観察。
成魚は水深20~30mの岩礁で2~3尾でみられる。
幼魚は大型の海綿類の中によくっている。幼魚には背びれに眼状の斑紋があるが、成長につれて消えていく。
静岡県浜名湖タキゲンロクダイ浜名湖
12/10/10 裕美
タコベラ(学名:Oxycheilinus bimaculatus)
和名の由来は、広げた尾鰭を菱凧に見立てたことから来ている。
体色は様々な赤色で、胸ビレ上部に黒点がある。成魚の尾ビレは三叉状になる。
静岡県浜名湖タコベラ水中写真
04/09/09 伊奈
チョウチョウウオ(学名:Chaetodon auripes)
夜、休んでいるところを見かけました。
模様は目を通る太い黒帯が1本とその横に白い帯が目立つ。体側の茶色縦線が平行に走る。
主に、藻類やソフトコーラルの1種のヤギやカイメンなどを食べている。食べているものが他のチョウチョウウオ異なるため、フンの色も違う。
静岡県浜名湖チョウチョウウオ水中写真
04/10/14 伊奈
ツバメウオ(学名Platax teira)
幼魚はからだがひし形で、背びれとしりびれが著しく大きい。
水面の近くで体を横にして浮き、浮遊物に擬態する。

成長すると群で沿岸の中層に棲む。
成長につれて背びれとしりびれが短くなってくる。老成魚はさらにひれが短くなり、おでこが出てくる。
アカククリという魚のように口がとがっておらず腹部に黒斑があり、腹びれが黄色なので見分けられる。

暖かいところを好むようですが、まれに伊豆などでも観察されています。
2011年、浜名湖でも初観察!冬の浜名湖はとても冷たいですが、出会うことができました。
静岡県浜名湖ツバメウオ水中写真
11/12/01 さゆり
トカゲゴチ(学名:Inegocia japonica)
虹彩皮膜は長く分岐する。
メゴチより鱗が粗く、口が大きいのが目立つ。
静岡県浜名湖トカゲゴチ水中写真
05/10/20 伊奈
静岡県浜名湖トカゲゴチ水中写真
05/10/20 伊奈
トゲチョウチョウウオ(学名:Chaetodon auriga)
和名の由来でもある成魚の背びれの後方が糸状に長く伸びる。
模様は、白地に直交する黒線、目を通る太い黒帯、背びれから尾にかけて黄色い。
餌付けされているところでは、よく大群になるが気が強くたいていは単独かペアでいる。
静岡県浜名湖トゲチョウチョウウオ水中写真
04/11/18 伊奈
トラギス(学名:Parapercis pulchella)
下顎に黒い斑点がある。
小型の魚や甲殻類を食べる。初夏に産卵するが、メスからオスへ性転換することで有名。
静岡県浜名湖トラギス
05/10/20 伊奈
ナガサキスズメダイ(学名:Pomacentrus nagasakiensis)
左下の写真は、背鰭の後方にある黒い斑紋が特徴の幼魚。
こどもの頃は鮮やかなブルーだが、おとなになるとグレーがかったくすんだ青になる。
静岡県浜名湖ナガサキスズメダイ水中写真
05/10/20 伊奈
ナメクジウオ(学名:Branchiostoma belcheri Gray)
(蛞蝓魚)は、脊索動物門頭索動物亜門に分類される原始的な脊索動物。
脊椎動物の最も原始的な祖先に近い動物であると考えられ、生きた化石と呼ばれる。
静岡県浜名湖ナメクジウオ水中写真 静岡県浜名湖ナメクジウオ水中写真 静岡県浜名湖ナメクジウオ水中写真
ナミマツカサ(学名:Myripristis kochiensis)
暗闇が好き。沖縄等で見られる南方系の魚。
うろこが大きく、赤いからだ。
下顎があまり突き出ていないことでアカマツカサと区別できる。
静岡県浜名湖ナミマツカサ水中写真
05/10/13 伊奈
静岡県浜名湖ナミマツカサ水中写真
05/10/13 伊奈
ニザダイ(学名:Prionurus scalprum)
尾びれの前には4-5個の楕円形の黒っぽい斑点が並び、このうちの3個は大きくてよく目立つ。
関東から四国にかけての地方名「サンノジ」はこの斑点を漢字の「三」に見立てたものである。
静岡県浜名湖ニザダイ水中写真
04/11/18 伊奈
ニジギンポ(学名:Petroscirtes breviceps)
活発に泳ぐ遊泳性。
ホンダワラやアマモに付く。産卵はカキ殻や岩穴、ときには空き缶も利用する。
フタホシニジギンポのような黒い斑点がない。
静岡県浜名湖ニジギンポ水中写真
11/10/26 裕美
静岡県浜名湖ニジギンポ水中写真
11/12/07 裕美
ハオコゼ(学名:Hypodytes rubripinnis)
体長は小さいが、背びれが鋭く、毒をもっている。触ると激痛があるので要注意。

シロギス釣りなどでよく釣れる。あまり食用にはされないが、唐揚げにして食べられることがある。
浜名湖水中では、砂地やアマモ場でじっとしているところをよく見かける。

名前の由来は、姿が紅葉の葉を彷彿とさせることから「葉オコゼ」という説や、
水揚げの際、背びれを歯のように立てることから「歯オコゼ」という説がある。
静岡県浜名湖ハオコゼ水中写真
04/11/18 祐子
静岡県浜名湖ハオコゼ水中写真
11/11/10 葉月
静岡県浜名湖ハオコゼ水中写真
11/12/07 裕美
静岡県浜名湖ハオコゼ水中写真
11/11/23 さゆり
ハコフグ(学名:Ostracion immaculatus)
皮膚に骨板が発達し、多数がかみあって全身を装甲する硬い甲羅を構成している。
この甲羅の横断面はほぼ四角形であり、全体は箱状となる。
色も美しく、体型や泳ぎの様子もかわいらしい。
静岡県浜名湖ハコフグ水中写真
05/10/13
ハナアナゴ(学名:Ariosoma anagoides)
砂から顔だけ出している姿が見られる。
眼の後方に茶色の鞍掛け模様があるのが特徴である。
静岡県浜名湖ハナアナゴ水中写真
04/09/16 茂広
静岡県浜名湖ハナアナゴ水中写真
04/08/12 さゆり
ハナミノカサゴ(学名:Pterois volitans)
赤色、えび茶色、白色の縦縞模様で識別され、目の上と口の下の肉厚の触手、扇子のような胸鰭、長い背棘を持つ。全ての棘には毒がある。
ミノカサゴと比べて、ハナミノカサゴのほうが目の上の皮弁が長く、アゴの下にも模様模様があって派手な印象。
ひれを全開にすると、花が咲いているよう。
静岡県浜名湖ハナミノカサゴ水中写真
04/11/18 伊奈
ヒイラギ(学名:Nuchequula nuchalis)
食道付近に発光細菌の共生による発光器があり、腹部が光る。
釣り上げたりするとギーギーと鳴く。
静岡県浜名湖ヒイラギ水中写真
砂に潜っています。寝ているのでしょうか?掘り起こしたら泳いで逃げていきました。
04/10/14 伊奈
静岡県浜名湖ヒイラギ水中写真04/10/14 伊奈
ヒガンフグ(学名:Takifugu pardalis)
体表にはクサフグやコモンフグに見られるような小棘はなく、瘤状の隆起が密にある。
強い毒があるが、フグの中ではもっとも味がよいとされる。
硬くしまっていて、刺身は非常に美味。(調理はプロに任せなければ危険)
静岡県浜名湖ヒガンフグ水中写真
04/12/09 伊奈
静岡県浜名湖ヒガンフグ水中写真
04/09/09 伊奈
ヒメジ(学名:Upeneus japonicus)
ヒメジ科は、下顎に1対の長いあごひげを持つ。このひげには、味蕾(人間でいうと、舌にある味を認識する組織)に似た感覚細胞が並んでいる。

礫や貝殻が混じった砂底に生息する。海底からはほとんど離れず、あごひげで砂底を探りながら泳ぐ。

普段は淡い赤色だが、砂の上で休んでいる時や夜間は、赤味が強くなり、赤白のまだら模様になることもある。
静岡県浜名湖ヒメジ水中写真
11/11/10 裕美
ヒメイトヒキハゼ(学名:Cryptocentrus sp.)
鰓蓋部だけにコバルト色の小点がわずかに見える。
成魚でも全長は5㎝程度。
静岡県浜名湖ヒメイトヒキハゼ水中写真
11/10/25 伊奈
ヒラメ(学名:Paralichthys olivaceus)
両目とも頭部の左側半分に偏って付いているのが特徴で、「左ヒラメに右カレイ」で見分けるとわかりやすい。
(例外もあり全てではない。)

海底で両目のある体の左側を上に向けて生活している。カレイ類に比べて口が大きく、歯も1つ1つが大きく鋭い。
浜名湖では砂泥中に身を潜め頭だけ出しているところを見ることが多い。

背鰭と臀鰭付け根の部分の身は縁側と呼ばれる脂の乗った歯ごたえのある部位で珍重される刺身、寿司、酒蒸しなどで食べる。またムニエル等でフランス料理にも使われている。

卵から孵った稚魚は通常の魚と同じように細長く目も両側についている。全長1cmくらいで右の目の移動が始まり、2.5cmくらいになると親と同じ形になる。3年程で成魚になる。
静岡県浜名湖ヒラメ水中写真
04/11/18 伊奈
静岡県浜名湖ヒラメ水中写真
11/12/01 裕美
静岡県浜名湖ヒラメ水中写真
12/11/01 伊奈
ブダイ(学名;Calotomus japonicus)
ブダイという名前の由来には、いくつかの説があり、身体が鎧を着た武士のようなので『武鯛』、ヒラヒラと舞うように泳ぐ姿から『舞鯛』、鯛に比べて不格好ということで『醜鯛』もしくは『不鯛』という説がある。
伊豆でもよく見かける魚で、オスはやや青みがかっていて、メスはやや赤みがかっている。
いつも少し笑っているような顔で、愛嬌がある。
静岡県浜名湖ブダイ水中写真
12/11/01 伊奈
ホシノハゼ(学名:Istigobius hoshinonis)
体側中央にある、はしご状の褐色の帯は雄にはっきり出ている。
雄の第一背鰭の後に黒色斑があり、雌にはない。
静岡県浜名湖ホシノハゼ水中写真
05/07/14 伊奈
ホウライヒメジ?(学名:Parupeneus ciliatus)
オキヒメジとの見分けが難しいが、下の写真はおそらくホウライヒメジ。
静岡県浜名湖ホウライヒメジ水中写真
04/08/19 茂広
ホタテウミヘビ(学名: Pisodonophis zophistius)
砂地で顔だけ出しているところに遭遇することが多い。
静岡県浜名湖ホタテウミヘビ水中写真
05/01/13 伊奈
ボラ(学名:Mugil cephalus)
09年1月には大群に遭遇しました。
体長が同じくらいの個体同士で大小の群れを作り、水面近くを泳ぎ回る。
ボラの大群は、ダイバーの間ではボラクーダと呼ばれ、その迫力ある群れが人気である。
泳ぎは敏速で、ときには体長の2~3倍の高さまで飛び上がることもある。
←動画:ボラの群れ
09/01/08 伊奈
←動画:ボラ幼魚群れ
ホンソメワケベラ(学名:Labroides dimidiatus)
白地に黒帯の特徴的な体色と、他の魚を「掃除」する行動が知られる。
元々は「ホソソメワケベラ」であったが、読み違いにより「ホンソメワケベラ」となったというエピソードがある。
静岡県浜名湖ホンソメワケベラ水中写真
04/12/23 裕美
マアナゴ(学名:Conger myriaster)
アナゴ科の魚は上顎が下顎よりも出ているものが多く、ここを見るとウナギと区別しやすい。

仔魚は黒潮に乗って南方からやってくるため、黒潮に乗りやすい形をしており、その形から葉形幼生(レプトケファルス)と呼ばれる。

肉食性が強いが何でも食べる。生きた生物はもちろん、死んだ生物も食べ、掃除屋としての役割を果たしている。
天ぷらや蒲焼、鮨ネタにされる。
静岡県浜名湖マアナゴ水中写真
05/03/17 洋子
静岡県浜名湖マアナゴ水中写真
05/12/15 伊奈
←動画:マアナゴ
マエソ(学名;Saurida macrolepis )
頭の前方に大きな目がつく。目の後ろまで大きく開く口には小さな歯が並び、獲物を逃がさない。
昼間は海底に伏せるか砂底に潜るものが多く、夜に泳ぎ出て獲物を探す。肉食性で、貝類、甲殻類、他の魚類など小動物を幅広く捕食する。
一般的な調理をして食卓に並ぶような魚ではないが、魚肉練り製品の原料として活躍している。
静岡県浜名湖マエソ水中写真
12/10/10 伊奈
マゴチ(学名;Platycephalus sp.)
雄性先熟の性転換(雄として成熟して繁殖に参加した後、雌に性転換して繁殖に参加すること)をおこなうことが知られ、マゴチの場合は全長40cmを超える大型個体は全てメスである。
上から押しつぶされたように、全体が左右に平たい。
海底の砂底に腹をつけて生活する底生魚で、あまり動き回らずに平たい体と褐色の体色で砂底に擬態し、敵や獲物の目をあざむく。
砂底に浅くもぐることもでき、エビ、タコ、イカなど気づかずに接近する小動物を大きな口で捕食する。
夏が旬で高級食材として扱われ、釣りの対象としても人気がある。
静岡県浜名湖マゴチ水中写真
12/11/12 伊奈
マダイ(学名:Pagrus major)
日本では古くからマダイは鮮やかな赤い体色と「メデタイ」との語呂合わせから、めでたい魚と考えられ、祝事や祭において欠かせない高級食材とされてきた。
頑丈な顎と歯で、エビやカニの硬い殻も噛み砕いて食べてしまう。
静岡県浜名湖マダイ水中写真
05/07/14 裕美
静岡県浜名湖マダイ水中写真
05/09/08 伊奈
マツカサウオ(学名:Monocentris japonica)
和名は体型が松の実のマツカサに似ているところから来ている。
パイナップルフィッシュと呼ばれることもある。

腹鰭には一対の強大な棘があり、外敵に襲われた時などは岩穴に逃げ込みこの棘を立てて引っ張り出されないようにし、身を守ることができる。

主にエビ類を捕食する。
下顎に発光器が付いていて、薄い緑色に発光する。この発光は、発光バクテリアとの共生によるものである。
静岡県浜名湖マツカサウオ水中写真
05/10/13 伊奈
静岡県浜名湖マツカサウオ水中写真
05/07/21 伊奈
静岡県浜名湖マツカサウオ水中写真
12/01/26 伊奈
←動画:マツカサウオ
マトウダイ(学名:Zeus faber)
(馬頭鯛)は、マトウダイ目マトウダイ科に属する魚類の1種。口が前に伸びて馬面になる。体側面に弓道の的のような特徴的な黒色斑をもつため、マトダイ(的鯛)とも呼ばれる
静岡県浜名湖マトウダイ水中写真
15/04/16 伊奈
マハゼ(学名:Acanthogobius flavimanus)
上唇が厚い。
頬と鰓蓋に小さなうろこがあるのが特徴。
静岡県浜名湖マハゼ水中写真
05/01/20 伊奈
静岡県浜名湖マハゼ水中写真
05/01/20 伊奈
マハタ(学名Epinephelus septemfasciatus)
若魚(〜30cm)には7,8本の黒い横帯があるが成長ともに消える。(左下の写真は幼魚です)
うろこが細かく体は滑らかである。
沿岸岩礁域の浅所から深所まで生息し、大きいものほど深い所にすむ。
昼は海藻の多い藻場でじっとしていて夜にエビなどを捕食する。
淡泊な白身魚でおいしく、長崎ではタイよりも珍重されている。
静岡県浜名湖マハタ水中写真
12/11/04 祐子
ミナミハコフグ(学名;Ostracion cubicus)
ハコフグによく似ているが、成魚では頭部や尾鰭に小さな黒点があり、幼魚では体側の黒色斑が眼径大であることで区別可能。ハコフグよりも南方系の種。
幼魚は色が鮮やかで、愛嬌のある容姿がとてもかわいい。
体は骨板でできた箱でおおわれ、横断面は四角形になる。
体表の粘液中にパフトキシンという毒を持つ。この毒は魚毒で、他の魚を殺したりするが、人への中毒はない。
静岡県浜名湖ミナミハコフグ水中写真
12/10/10 裕美
ミノカサゴ(学名:Pterois lunulata)
派手な色彩と目立つ姿をしていて、英名はライオンフィッシュと呼ばれる。
和名の由来は胸びれや背びれを広げた様子が、みのを着ているように見えるところからきている。

眼上皮弁が短いこと、尾びれに顕著な斑紋がないことなどでハナミノカサゴと区別できる。
ひれの棘に強い毒があり、刺されると危険。
静岡県浜名湖ミノカサゴ水中写真
04/10/14 伊奈
静岡県浜名湖ミノカサゴ水中写真
04/09/09 伊奈
ムラサキウミヘビ(学名:Brachysomophis porphyreus)
口が大きく、吻は短く、眼が多少上にある。背中は紫褐色で、お腹は淡い。
静岡県浜名湖ムラサキウミヘビ水中写真
04/10/14 さゆり
メイタガレイ(学名:Pleuronichthys cornutus)
四角形に近い菱形。目が突出している。目と目の間には棘がある。
メイタガレイの右側(表)には不規則な雲を思わせる文様がある。
静岡県浜名湖メイタガレイ水中写真
05/02/10 洋子
メバル(学名:Sebastes inermis)
幼魚の内は藻場で生活している。
浜名湖のアマモ場でよく見かけます。海藻の間をよーく見ると、幼魚がちょろちょろかくれんぼしていてかわいいです。
口と目が大きく、「メバル」という和名も大きく張り出した眼に由来する。
静岡県浜名湖メバル水中写真
05/04/21 伊奈
静岡県浜名湖メバル水中写真
15/05/26 伊奈
ヤマドリ(学名:Neosynchiropus ijimai )
2010年、浜名湖初観察。ネズッポ科の魚。ニシキテグリと同じ仲間です。
顔がキジ(別名ヤマドリ)を連想させることから、名前がきている。
雄の第一背びれはとても大きく、全開にするときれい。ひれ全開の様子を写真におさめたいところです!
静岡県浜名湖ヤマドリ水中写真
10/02/17 伊奈
静岡県浜名湖ヤマドリ水中写真
10/02/17 伊奈
ワニゴチ(学名:Inegocia guttata)
眼は枝上に分かれた皮弁がある。(虹彩皮膜)
虹彩皮膜は、カメラの絞りのごとく光量を調整する役割があるとの説があるが定かではない。
平べったく、砂泥底にいるところを見かける。
口が大きく、吻が長いところがワニに似ているところから名前がきている。
いいだしが出るのであら汁がおいしい。刺身、煮付けにもなる。
静岡県浜名湖ワニゴチ水中写真
04/09/09 洋子
静岡県浜名湖ワニゴチ水中写真
11/10/31 伊奈

名前や種別がわからない魚です。わかる方、是非教えて下さい。


静岡県浜名湖スキューバダイビングでの水中写真04/12/09(木)
伊奈
4cmくらいでした。
静岡県浜名湖スキューバダイビングでの水中写真?エソ
04/12/16(木)
裕美
この画では種の判断ができません。
静岡県浜名湖スキューバダイビングでの水中写真05/03/17(木)
幸永
体がスケスケのシラウオ。
静岡県浜名湖スキューバダイビングでの水中写真???(幼魚)
04/03/03(水)
茂広
とても小さかった。
体が透けている。

掲載してる内容(文章、写真、イラストなど)には著作権が存在します。無断で複製・転用することはできません。


浜名湖ダイビング Diving Hamanako浜名湖ダイビング

ホームページ管理者
袋井写真教室 (旧:浜松ダイビングショップFunSea)
掲載してる内容(文章、写真、イラストなど)には著作権が存在します。
無断で複製・転用することはできません。
ご利用ご希望の方は、袋井写真まで相談下さい。
2024/01/16